これだけは知っておきたい白ワイン用ぶどう品種3選!

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必読!!白ワイン用ぶどう品種3選

 前回の記事で赤ワイン用ぶどう品種3選を紹介させていただきましたが、今回は白ワイン用ぶどう品種3選になります。赤ワインでだけでなく、白ワイン用のぶどう品種も知っていることでワインの知識の幅はぐっと広くなります。もちろん、赤ワイン同様白ワインも多種多様なぶどう品種があります。今回はその中でも特に重要な3種類を紹介したいと思います。

1. シャルドネ

 まず1つ目は、「シャルドネ」です。一度は飲んだことがある人も多いのではないでしょうか?最上のワインにないうる品種の1つです。比較的冷涼な石灰質土壌を好みますが、世界中さまざまな地域で育てられており栽培はそこまで難しくない品種です。元来持っている個性が少ないのが特徴ですが、裏を返せばその土地・風土に適応して様々な個性が出るぶどうでもあります。もちろん、樽熟成などの醸造テクニックによっても大きく味わいを変化させるのも特徴です。特に樽との相性は抜群で、樽熟成を行う生産者も多いです。有名なワインにはフランスのブルゴーニュ地方で造られる「シャブリ」などが挙げられます。フランスをはじめ、アメリカのカリフォルニアやチリ、そして日本でも造られている程メジャーなぶどう品種です。間違いなく白ワインの女王にふさわしいぶどう品種だと思います。

  ワイン商社であるFiradisさんが展開している『Becauseワイン』シリーズのカリフォルニアのシャルドネです。 値段がお手頃なだけでなく、非常にクオリティの高いワインです。特に樽の使い方が上手で、非常に樽熟成のニュアンスを感じることが出来るワインです。パイナップルのような非常に果実味を感じるトロピカルな香り、パンやバターなどの樽香が特徴的です。さらには、ワインのラベルに香りの情報なども記載されているので、飲みながら自分の中でこれはこういう香りなんだと納得しながら楽しむことが出来ます。また、別の産地のシャルドネを買って、飲み比べをするのも1つの楽しみですね。

2. リースリング

 2つ目に紹介するのは「リースリング」です。シャルドネを飲んでみてもう少しフルーティーなワインが飲みたいと思った方にお薦めです。最上の甘口ワインを造り出す品種でもあります。冷涼な地域を好む品種ですが、温かい地域でも栽培すること自体は可能です。ぶどうの粒は小さめで明るい緑から黄金色をしています。品種の独特の香りとしては、ぺトロール香という植物性の揮発性油分(ソムリエ試験などを受けようと思ってる方は知っている方も多いはず)と白桃や黄桃の華やかな香りを感じるぶどう品種です。個人的には非常に後味の酸を厚く感じるのが特徴だと思っています。シャルドネと比べると非常にフルーティーな香りで、その香りに魅了されること間違いないぶどう品種です。

正直このワインは教えたくないワインの1つでもあります。アンダー1000円以下で、非常にクオリティに優れているからです。リースリング単体ではなくトラミナー(ゲヴュルツトラミネール)とのブレンドですが、とても香りがフルーティーでエレガンスでリースリングの特徴が存分に出ています。さらに、心地の良い酸とフレッシュな柑橘系果実のニュアンスがとてもバランスがよく出来ています。ワイン単体で味わっても非常に楽しめるワインとなっています。

3. ソーヴィニヨン・ブラン

 最後に紹介するのは、「ソーヴィニヨン・ブラン」です。シャルドネを飲んでみて、もう少しサッパリとした爽快感のあるワインが飲みたいと思った人にお薦めです。冷涼な地域から温暖な地域まで造られている品種で、土壌は石灰質を好みます。ぶどうの粒は小さめで、完熟すると黄金色になります。香りには、メトキシピラジンという物質があり、カシスの新芽のような緑のニュアンスが出ます。その香りがほかの要素と重なると、ソーヴィニヨン・ブランの特徴的な香りでもある柑橘系やハーブの香りになります。夏場にキンキンに冷えたソーヴィニヨン・ブランを飲むと非常に爽快感があってスッキリします。産地的には、フランスのボルドー地方やロワール地方、ニュージーランドなんかが有名です。

ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランになります。とても、爽やかな柑橘系の香りとハーブ香りがたまらないワインです。フランスなどのソーヴィニヨン・ブランに比べると少しふくよかなニュアンスもありますが、非常にクオリティーが高いです。味わいとしては、グレープフルーツのような酸味と苦みを感じることができ、少し冷やして飲めば、ミネラルやクリアさがしっかりと感じられる夏に飲みたいワインです。

 

 いかがだったでしょうか?今回は知っておきたい白ワイン用ぶどう品種3選を紹介させていただきました。赤・白ワインの主要3品種を抑えることで、大まかな自分好みのワインを把握することが出来ます。ここから派生して違うぶどう品種をソムリエにお願いして挑戦してみたり、この3品種の中で産地・造り手・ヴィンテージを飲み比べるなど少し知識があるだけで、いつものワインの楽しみ方が非常に有意義になること間違いなしだと思います。是非、今回紹介したワインを参考に自分のワインの好みを見つけていただければと思います。

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